ねこの手は今年で設立20年を迎えました。最初は、利用者さん数名、ヘルパーさん10名程でスタートしました。設立当初は、制度もできたばかりで、右も左も分からない、暗中模索の日々でした。皆で調べた情報をよせ合い、何とか制度を利用して、自立生活の実現を目指し活動する毎日でした。 数年の活動の中で、利用者さん、関わる職員さんやヘルパーさんも段々と増えていきました。皆で協力し、着実に地域での信頼を積み上げていきました。現在、約50名の利用者さんと約70名のヘルパーさんに支えられる法人になりました。ねこの手の20年の歩みには非常に多くの方の支えがあります。
　しかし、設立当初の中心メンバーだった障害当事者の方々、職員さんやヘルパーさんも総じて高齢化が進み、個人ごとに抱える状況も変化してきています。その結果、ねこの手の活動への参加が難しくなる方も増えてきましたし、職員の高齢化も進んでいます。組織としてどう若返りを図るのかが、大きな課題となっています。
　ねこの手では、10周年と20周年の節目にに記念パーティーを開催しました。20周年に撮った集合写真と10周年の写真を見比べると倍以上に人数が増えています。このような状況に感謝しつつ、より多くの方のお手伝いが出来るように、スタッフ全員でより一層努力していきたいと考えております。 今後とも、「特定非営利活動法人ねこの手」をよろしくお願いいたします。